寄稿のお知らせ

なんだかあっという間に半年が終わることへのカウントダウン期へ入ってきたなという感じで、もう少しまめに更新したいなと思っていたのにこの体たらくです。お知らせがあったのですが、漏れていました。

5/6文学フリマ発行の「アラザル12号」に漫画を22p寄稿しました。
通販はこちら→https://arazaru.stores.jp/
(10号は佐藤亜紀さんのインタビューあるし、三上さんの連載がスタートするし、マストバイですぜ)

さて、アラザルというのは、批評家の佐々木敦さんの「批評家養成ギブス」講座受講生の有志が立ち上げた批評誌でして、今はもう企画が止まってしまいましたがゲーム企画「罪神」でお世話になった西田博至さんも受講生のひとりであり、そこの経由で知った雑誌です。
批評という字面だけでちょっとマイナスイメージがあったのですが、触れてみたらなんてことはない、いやあるんですけど、単なる作品に対する批判などでなく(こういう印象の方けっこう多いんじゃないかなという気がする、批評という言葉。私だけだったらなんかすまん)もちろんそこも抜きにはできないかもしれませんが、もっと別の、批評対象の作品の見方そのものをアップデートして、新しいものを得られる、みたいな、すごく面白いジャンルだということを知ることが出来た雑誌です。なんていうか批評を全く知らなかった私が入門できた(した)雑誌がこれなので、衝撃はかなりありましたし、眼の前開けたというか。批評というのはもしかしたら身近な存在かもしれない(美術誌、音楽誌、ゲーム誌もそうかも、コラムやレビューの面白さってあると思うけど、そこもっと深くつっこんでったような…)そういうのに気づかせてくれた雑誌。
で、声をかけていただきまして、今回、映画監督のポール・トーマス・アンダーソン監督の映画をネタに漫画を描かせていただきました。大好きな雑誌の中浮いてないといいですけど。西田さんの原稿もあって、一緒に載れたのはうれしいなあ。

私の漫画ですが、本当に不親切で、元ネタの映画を知ってないとなんだかなあな感じかもしれなくて、大人しく何をしようとしたかメモを残しておこうと思います。現代美術もキャプション抜きには作品として未完成だからええじゃんという気持ちで。

続きを読む 寄稿のお知らせ